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長距離無線送電実証実験(飛行試験)に成功

2024.12.13

長距離無線送電実証実験(飛行試験)に成功

当機構は、経済産業省より委託を受けて、宇宙太陽光発電システム(Space Solar Power System: SSPS)の実現に向けた開発実証等を行っています。この一環としまして、2024年12月3日(火)から6日(金)にかけて、航空機を用いた長距離での無線送電実証実験を実施し、送電用電波によるビーム形成、ならびに ビームの方向制御に成功致しました。本実験は、フェーズドアレイ方式のアンテナを用いたビーム形成・方向制御を、上空から地上への無線送電により、5kmを超える長距離で実施したという点で、世界初のものとなりました。また、高速で飛行する航空機から地上への無線送電という点でも、例を見ないものとなります。

また12月4日(水)には、本実験の様子を報道機関向けに公開し、参加各社に参加いただきました。
本実験の目的と結果速報について: 別資料をご覧ください。

事業名: 宇宙太陽光発電における無線送受電技術高効率化等研究開発事業

<参考情報>
実施組織の概要:https://www.jspacesystems.or.jp/about/
宇宙太陽光発電システムについて:https://www.jspacesystems.or.jp/project/observation/ssps/

本件に係る問合せ先: 一般財団法人宇宙システム開発利用推進機構
宇宙観測事業本部 副本部長 柳川 祐輝
Tel: 03-6809-1745(直通)
     03-6809-1410(代表)
mail: Yanagawa-Hiroki@jspacesystems.or.jp