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図1-1

図1-2(南から俯瞰した山古志村)

図1-3(南西方向から俯瞰した小千谷市周辺)

図2
  
2004/12/08 up

新潟中越地震
ASTER Level 1B


  2004年10月23日の夜、新潟県中越地方を深度6強という猛烈な揺れが襲った。多くの犠牲者を出し、そして今なお多くの住民が避難生活を余儀されている。

  図1は2004/11/10のASTER観測データである。本画像の中央から東にわたる山間地が最も被害の大きかった地域に当たる(図1-1は、Level 1B、図1-2、図1-3は、それぞれLevel 3A01(Ortho)より作成した鳥瞰図)。

  図2は崩壊前および崩壊後2時期の合計3時期のASTER観測データに対し、Red:Green:BlueにBand1:2:3 をそれぞれ割り当てて表現した画像である。本画像では植生は赤色、土壌はグレー、水は青から水色で表現されている。 まず、水色の丸で示すように山間地に土砂の崩落が多く見られることがわかる。 それから、画像内に黄緑色の丸で示しているが、土砂の崩落により川が堰き止められ幾つかの河道閉塞ダムが形成され、それが成長していることが解る。この河道閉塞ダムは大雨によって決壊する可能性があり、今なお予断を許さない状況である。。