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CLARCS 
センチメータ級測位補強システム

みちびきのサービスの1つにセンチメートル級補強情報配信サービスCLAS(Centimeter Level Augmentation Service)があり、移動体の自動運転等に応用が期待され、その専用受信機が数社より製品化され販売されています。
 しかしながら、その価格は、数十万円から百数十万円クラスでまだ高価。そこで、旧SPACでは、受信機が一般に普及して低価格になるまでの間、CLASの普及を目指して、従来の低コスト(数万円台)のRTK受信機に使えるように、CLASの補強情報を従来の低コストRTK受信機用の補正情報に変換して、地上回線を介して配信するCLAS補正情報変換配信システムCLARCS(CLAS to RTK Correction Conversion & Network Delivery System)を独自に開発・運用しています。

  1. CLARCSの概要
    JSSでは、CLARCSセンタをJSS内に構築。みちびき(準天頂衛星)から配信される無料のCLAS補強情報を本センタ1か所で受信し、従来のRTK受信機がCLASを利用できるよう、全国任意に設置可能な仮想想基準局位置とその位置上のRTK補正値をCLASから計算で生成し、地上回線経由RTK受信機に配信し、センチメータ級測位を実現します。仮想基準局から半径約10㎞以内の無限数のRTK受信機が同じ仮想基準局にアクセスして測位することができます。
  2. CLARCSの特徴
  • 仮想基準局の座標は地図から簡単に選択して自由に何局(局数が30以上だとと初期投資が増額)でも設置可能。1つの仮想基準局回り半径約10㎞の範囲内のRTK受信機であれば、無制限数の受信機がcm級の精度の測位を享受できる。
  • 入力した仮想点座標に対して地殻変動補正を施す機能が付いており、RTK測位結果は、従来通りの元期座標とすることができる。
  • 仮想基準局は時間的に位置を変えて設置することも可能であることから、1つのユーザへのサービス作業終了後に別の位置のユーザに切り替えてサービスすることができる。
  • インフラレベルの高品質を要求しない限り安価なシステム構築ができるため、受信機1台が負担する費用は極めて少なくなり、プライベートシステムとしての構築に最適。
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