2007/04/06 up

寄生火山の島 済州島、韓国


 朝鮮半島の南約90km、対馬海峡に浮かぶ済州島(東側)のASTER画像。

 済州島は花崗岩を基盤として噴出した火山性物質で構成された島で、東西に長い楕円形をなす。その中央にはアスピーテ型火山のハンラ山(標高1950m)がそびえる。

 画像で雲に覆われている部分がハンラ山である。ハンラ山の山麓斜面にはきわめて多数の寄生火山が噴出している。 その数は360といわれており、世界でも特異な分布 である。それらは島の長軸に沿って東北東−西南西方向に配列し、円錐形、馬蹄形などの火口の形状が画像から確認できる。