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図1. 2001.09.20観測
フォールスカラー画像
(B:G:R=Band1:Band2:Band3)
図3. 2001.09.20観測 VSW画像
(B:G:R=水:植生:土壌指数)
図5. 水が増加した地域
= 水指数(2005.09.13) − 水指数(2001.09.20)
増加値が0より大きい地域に色を付けた。
暖色系ほど増加が大きい。
     
図2. 2005.09.13観測
フォールスカラー画像
(B:G:R=Band1:Band2:Band3)
図4. <2005.09.13観測 VSW画像
(B:G:R=水:植生:土壌指数)
図6. 植生が減少した地域
= 植生指数(2001.09.20) − 植生指数(2005.09.13)
減少値が0より大きい地域に色を付けた。
暖色系ほど減少が大きい。

2005/09/22 up

ハリケーン・カトリーナ


2005年8月29日、米史上4番目に強い大型ハリケーンとなった「カトリーナ」は強大な勢力を保ったままアメリカ大陸へと上陸した。
このハリケーンによる死者は千人を超え、近年稀にみる大災害となった。特に直撃を受けたニューオーリンズでは町全体が壊滅的なダメージを受けた。

ASTERでは、災害直後よりニューオーリンズの緊急観測を実施しており、9月13日に良好な画像が取得できた。

まず、災害前後のASTERフォールスカラー画像を図1と図2にそれぞれ示す。
次に、ASTERデータより植生・土壌・水(VSW)指数を算出し、Green・Red・Blueを当てはめ表現したものを図3と図4に示す。
さらに、これら災害前後のVSW指数の差分を算出し、水指数の増加を図5に、植生指数の減少を図6に示す。
画像の東側を中心にほぼ全域で、水指数の増加と植生指数の減少が見られる。また、両指数が大きく変化した箇所は共通しており、このような地域は特に被害の大きかった地域と考えられる。